沖手遺跡の埋蔵文化財発掘調査が終結しました。

平成25年8月より行われていた沖手遺跡の埋蔵文化財発掘調査が、平成25年11月末に終結し、ホームセンター開発者に引き渡され、建物建築のための埋め立て工事が始まりました。

今回の発掘調査において、沖手遺跡の重要性が明確となりました。沖手遺跡は、中世前期の集落遺跡であり、中世益田の起点であるということがわかってきたと思います。今回の調査は、沖手遺跡の全容解明の手がかりとなりました。

しかし、益田市の埋蔵文化財に対する政策に一貫性がないことなどで、開発事業者の餌食になり、沖手遺跡の全容解明までには至りませんでした。残念ですが、今後は現実的な対応をしていき、沖手遺跡に少しでも陽が当たるようにしていく考えです。

益田市遺跡略図

沖手遺跡発掘品